2013年09月

いよいよフィッティングです。かれこれ4足目である程度のゆとりや殺しがわかってきたのでそろそろラストを固めたいところです。
足入れは相当タイトです。
点で当たるようなところは無いのですが流石に小指の圧迫感に不安が残ります。
当初の目標の履き口がピッタリにはなっています。
シワもほとんど無く屈折部分に多少ある程度。その部分もゆとりが無いのでシワが目立ちません。

スーツに合わせてみました。
右足は別の靴です。
足に合っているので、型崩れなど無く足元がスッキリみえます。
今まで靴のボリューム感に疑問があったのですが解決です。
履き口もぴったりなので踵にパンツの裾が乗ることもないでしょう。

小指の圧迫感についてはもう少し様子を見てラストの修正に生かしたいと思います。

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アッパーです。
今回は裏地ももちろん先芯、月芯とさらにサイドにダブラーを入れて作ります。
結局全部入れないと何ミリかで大分印象が変わってしまうので手間がかかりますが
頑張ります。

アッパーのパイピングが上手く行きません。薄く漉いてコバのステッチに変更したのですがまだまだボテボテです。

一先ず吊り込み完了。


多少トウが厚いのでめくりあげ再度削り直します。

まあまあの出来かな?



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パテを盛り更に削りました。
トウに向かってのラインを直線的に削る事でシャープにします。
外のポール下で絞りました。骨のない柔らかい部分なので締めてあげます。

峰にも肉を足しました。足に合わせて削っていましたがここに峰がある事でメリハリがでます。ラストの中で言うと鼻に当たる部分って感じです。
ここが低いとかっこ悪い。

トウは芯を入る事を考慮してかなり鋭角にしていましたがつま先のボリュームがなさ過ぎると安っぽさにもつながるので多少丸みを持たせました。

なかなか満足の行く仕上がりです。


かなり長くみえますがこれで捨て寸15mm位です。
25mmには全然届かないですが一旦これで組んで見ようと思います。

修正には革を使っていましたがエッジにどうしても段差ができるのとやすりがけがキチンとできないのでパテに切り替えます。
使うのはこれ!

3液混合のプロも使う品質です。
臭いが凄いです。タンスにゴンの10倍の臭さ!

盛って半日して固まりました。
所々混ぜが甘かったのか柔い部分が残ります。

カッターやナイフ、ヤスリでゴリゴリ削いで行きます。

で、出来たのがこれ(°_°)

ポールガースで足りなかった分はコーンに肉付けすることで補いました。幅は出していません。


トウーもとがり過ぎていたので盛りました。まだ盛りが足りないので第二弾でパテをもう少し盛ります。薄くても立体感のあるトウを目指します。

レザーで盛っていた分がパテになり継ぎ目がなだらかになりました。

革よりも作業はやりやすいです。


小指があり得ない位当たるので2mmまた出しました。
2mm位でもかなり変わるものですね。

平行してこれ用の借り組のアッパーも進めています。

今度は裏革、トゥーパフ 月芯も入れてシルエットとフィッティングの最終確認に移りたいと思います。

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う〜~ん(-_-)びみょ~囧rz
ディテールでいうとモカ線がアウトラインと平行ではなく変な感じ。
更にトウに芯はいれたもののとがり過ぎ!
パイピングのテープも薄くすかなかった為ボッテリと、、、



ベロの付け根のアールも大きくしないとパイピングが太く見えます。

しかもサイズが小さい!!
やっちゃいました。

トウの形と小指の当たりを軽減すべくパテを盛ってやり直しです。
トホホ(。-_-。)


品のあるトウ形状にしたいな〜

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