2014年04月

バッグはまずパーツを作って行きます。
裏革のポケットとマグネットをつけたところ。荒立ち状態なので表と裏をベタ貼りしてからキチンと裁断します。
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今まではレザークラフトのゴムのりを使っていましたが靴を作るようになり更に強力な接着剤があったのでこれを使って強力に貼り付けて行きます。


ハンドルの根革部分。
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ハンドルが二つ。各々の端にあるのでパーツが4つなかなか手間がかかりますがこの辺りのディテールをキチッと作らないと安っぽくなります。

裁断→念押し→ふのりで磨く→コバインク色止め→コバインク→紙ヤスリ→コバインクd

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本体に手縫いで付けて行きます。
手縫いは本当に丈夫で前回作った同じ製法の物は5〜6年たちますがほつれもありません。

 糸にはポリエステルの太番の糸にロウを塗り耐久性をあげます。
最初麻糸でやっていた時期もありましたが丈夫さではポリエステルの方が上に思います。


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ここまで手間をかけると1つのパーツとして作られているように見えます。



パターンもできて材料も揃ったのでやっと裁断にかかります。
まずは荒断ちしていきます。
表革、裏革、芯革等

今回表革はエルメス等にも使われているペリンガー社のシュランケンカーフと
呼ばれるシュリンク革です。エルメスではトリヨンクレマンスと呼ばれている革です。

表革を溶剤と一緒にモミ加工をして表面にシボ感を出した革です。
シワが目立たなく傷が付きにくい優れた素材です。
合わせやすい色も良いと思います。

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