2014年08月

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ドブ起こしからの出し縫い。
やっぱり難しいです。

丁寧にやれば何とかなるといった類の技術ではないです。

1mm〜位の薄さで幅12mmで切り離します。
結局途中で途切れたりです。

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その後はドブを伏せて上部にウィールを入れます。

今回はサンダーで削っているので早くて綺麗ですね。
作業のうるささが問題ですが。

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底は起伏をつけて。
本当なもっとウエスト絞りたかったですね。
アッパーの革が足りずに断念しました。

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中物をいれます。
今回はシャンクに革を使い先にはコルクを敷きました。
 シャンクは通常スチールなどの既成品を使うのですが今回はソールの起伏を作りやすい事や、最後に底にイニシャルのネイルを打てる事を踏まえて革シャンクにして見ました。

やっとここまできたらあとは出し抜いとヒールです。
夏も終わりに近づくので何とか早く仕上げたいです。

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ウェルトテープを縫い付けました。
力いっぱい糸を引きながら締めての繰り返しです。

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上から見るとこの状態。
かかとのテープらタックスで打ち付けます。

トゥの形状は薄くしたのですがどうにもメリハリが無いです。

一度トゥだけで形状を詰めた方が良い気がします。

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踵の芯を入れて吊り込みます。
今回の革はしっかりしたものなので何度かに分けてクセをつけていきます。

型紙がもうひとつなのかスポッとはまりません。

何とか吊り込んでぴったりに合わせました。
裏革が厚いのか少し浮きます。

1.2mm位なので0.9mm位に漉いた方が良さそうです。

ここまでくると大分形がわかります。

次ウェルトテープを縫い付けていきます。

ハンドソーンウェルトでは本底の中に中底と呼ばれる4〜5mmの革が入っています。その革の加工がその後の作業も左右する大事な行程です。
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ラストにピッタリつくようにゴムテープをぐるぐる巻にしてくせつけします。 
中底は予め濡らします。

既成品ではこの工程はありません。

一日程置いて完全に乾かすとゴムテープをとってもかっちりとラストの形状になります。


下の写真は香港でビスポークシューズをやっているmasaru okuyamaの中底です。
ふまず部分の中底が巻きあがっている特殊な構造です。この部分があることでアーチを支える狙いです。
今回はこの仕様を試そうと思います。
既製品では絶対に出来ない形状ですね。
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で削ったのがこちら
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この部分をカットするとどうしてもふまず付近にラストとアッパーの隙間が出来てしまってたのでそれが解消出来そうです。
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リブ加工をいれます。
この加工で底面の形状が決まります。
ステッチは8mm間隔。

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