シューツリーを作ってみます。

結果から書いておくと
材料:SPF材 2×4 38*89*910 @350 蝶番:38mm×2 @150
工具:糸鋸刃 組木工房様のNO4 12本入り @1000
日数:3-4日

何と500円でできちゃいます。

それでは本題
今までは余っていたツリーがあったのでそれをベースに靴に合わせて削って使っていました。
ベースのツリーも無くなったので既製のツリーを検討していたのですが、わざわざ専用の
ラストに汎用のツリーを入れるのもなんだかなという事で制作を検討しました。

既製のツリーは汎用性を持たせる為にスプリングの機構が2-3カ所はいっていて何だか複雑。

ビスポークのツリーはというと3ピースやヒンジ式等至ってシンプルで
作れなくもなさそうです。

3ピース型は使い勝手が悪そうなのでヒンジ式の物を作ることにします。

これから靴を作る度に作る事になりそうなのでできるだけ行程や手間を減らしたいところです。

それに大それた設備も使いたく無いので取った方法は板材毎に切って後で積層にするやり方。
これは木型の本に載っていたやり方を真似しました。

まずは設計です。ラストのまま作ってしまうとぱつぱつで出し入れが到底できるとは思えません。基本は若干ちいさくして踵部分は入れやすいように丸く変更します。

軽量化する為と取っ手の役割も持たせた横面の図面を引いたのがこちら
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ここでぴっちり設計しても後で現物合わせで削る事になるので大まかです。

木材は入手しやすさ、軽さ、加工性、値段を考えてSPF材。ツーバイフォー建築で
使われる定形の木材です。サイズ的にもピッタリです。36-89-910を一本買えば両足分
入ります。木目ができるだけ無い綺麗な物を選びます。

買ったところはカインズホームで、ここは買った木材を加工できる作業スペースも用意
されていて購入品の加工なら機材も無料という事で何とも助かるお店です。

ドリルやジグソー等大体の物はあり、店舗によっては3Dプリンターがあるところも。
3Dプリンターのツリーも考えたのですがデーターを作るスキルや出力の時間が長い事もあり
断念。また違う方向で習得の時間かかり靴作りとはズレるのでやめました。

話はそれましたが機材は糸鋸を使用します。36mmの材を糸鋸で切るのはとにかく遅いので
糸鋸の切れ味に定評がある組木工房様の刃を取り寄せました。ホームセンターで売っている物よりは切れ味がよく安定します。

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左右で6つのパーツを切り出すのに3時間程かかりました。

それでこんな風に並べ木工用ボンドで接着します。
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この後に底面のゲージを当ててノコギリで大まかに切ります。
そこからはひたすらナイフやカッターで削っていきます。
材は柔らかいのでOLFAのカッター(黒刃)でもさくさく切れます。
でできたのがこれ
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片方で4-5時間かかるのでは無いでしょうか。
この後ノコギリで2つにして実際に靴に入れて調整してヒンジでつなげます。
かかとが入りづらかったので胴部分で短くして対応しました。

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左右で木目が違うのは実は1つ目はノコギリで切りすぎてやり直ししたので木材が代わり
こうなっています。
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面倒ですが形も好きなので次回からもこれで行くでしょう。